ふとした瞬間に、過去のできごとを思い出すことがあるのですが、そこにはいつも「ぶん殴りたくなる自分」が姿を現します。
「なんであんなことをしたんだろう」、という後悔や恥ずかしい気持ちで胸を締め付けられるのです。
過去を思い返すのは懐かしいだけではありません。そういった苦いものが一緒に飛び出してきます。
成長しているから過去を悔やめる
過去の苦い経験を思い出すのはつらいこと。
でも、こうして過去を恥ずかしがる感覚は大切なものです。
過去を恥ずかしいと思えるのは、その時点より今の自分が成長しているから。成長できているからこそ、過去の過ちに気づくことができるのです。
まったく成長していなければ、当時と同じ感覚なので、ただ懐かしいと思うだけでしょう。
「あの頃はよかった」と思い始めたらおしまいです。それは、成長するどころか、衰退し始めている証拠です。今の自分より過去の自分の方がよかったと感じている状態。
自慢気に過去の栄光ばかりを語る人がいますが、それは今が輝かしいものではない、また、未来に希望がないと言っているようなものです。
過去の自分に感謝する
過去の自分を思い起こすことは恥ずかしいですが、そんな「ぶん殴りたくなる自分」がいたから、今の成長できた自分がいるのです。
「ぶん殴りたくなる自分」だって、その時点での能力を最大限発揮して精一杯生きていました。ただ、今の自分より知識も経験も乏しいため、そんなことをしてしまっただけです。
そんなダメな自分だったからこそ、今の自分になるために必要な経験をすることができたのです。
そう考えると、「ぶん殴りたくなる自分」にも感謝の気持ちが湧いて、愛おしく感じてきます。
過去の自分をぶん殴るのではなく、「ありがとう」「がんばったね」「おかげでここまで成長できたよ」、という言葉を掛けてあげたほうがよさそうです。
こんなことを書いている自分も、5年後の自分に「ぶん殴りたい」と思われるのでしょう。
だから、未来の自分にメッセージを残しておきましょう。
「今、自分の人生を楽しめている。未来の自分の目にどう映るのか分からないが、私は精一杯生きている。より充実した人生にするため、日々、変化し続けているのだ」
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